やまはくブログ

Yamahaku Blog

子どもの日イベント振り返り

5月5日の子どもの日は、毎年恒例の無料開館日でした。
600人を超える方にご来館いただき、12日まで行われていた第6回やまはくセレクション展をはじめ、子どもの日の特別イベントをお楽しみいただきました。

特別イベントはセレクション展探検シート、パズル版グンカンツミキ、みちのくこけし塗り絵、特別展プレイベント、国宝解説会と、もりだくさんの内容で実施しました。
中でも一番たくさんの方に参加していただいたイベントは、セレクション展探検シートでした。受付で探検シートを受け取って、セレクション展を中心に博物館を探検できるように、資料の見どころを探してみるという内容でした。小さなお子様が頑張って展示を見て探したり、お姉ちゃんが弟にヒントを出したりしている光景が見られました。

【どんなこけしを作ろうかな】

きっと、ふだん見慣れているものや景色の中にわくわくするような魅力を見つけてもらえたと思います。

さらに、厚紙のパーツで船を作って遊ぶパズル版グンカンツミキでは、なんと展示室で見つけたダイカイギュウを作ってくれるお子様がいらっしゃり、当館スタッフに驚きと感動を与えてくれました。まさしく子ども達のイマジネーションの力です!

【クジラを見ながらふね作り・・・ イマジネーションの海原が広がります】

そして極めつけは今年度に着任した考古担当学芸員による国宝解説会です。講堂での座学と、展示室で実物をみながらの解説などこちらも充実した内容でのデビューでした。

【新しい学芸員による国宝土偶の解説会デビュー】

また、今回の子どもの日では館内に用意されたアンケートを回答していただいた方を対象に、当館特製のミュージアムカードをお渡ししました。このミュージアムカードには4月から館内の一部資料に設置された音声ガイドを聞くことができるQRコードがあり、館内の音声ガイドをお家でお楽しみいただくことができます。

【アンケートに答えてミュージアムカード!なにがでるかな・・・】

今年度はまだまだ始まったばかりです。山形県立博物館では、一年間を通して楽しく、充実した展示やイベントを行いますので、今後もぜひご期待ください。

博物館講座のすすめ

こんにちは。青々とした新緑を眺めながら霞城公園を散策すると、爽やかな気持ちになれます。健康にも良さそうですね。しっかり日課にしたいものです。
さて、今回は、やまはくで毎年開催している「博物館講座」についてご紹介したいと思います。
「博物館講座」では、当館職員に加えて、外部研究機関の研究者の方々が講師を務めてくださり、山形県内の歴史、自然などの調査研究の成果等を講義する生涯学習の場として親しまれております。
毎回受講してくださるリピーターの方も多く、今年度は例年よりも1回増えての開催になります。
演題などは随時ホームページに掲載予定ですので、楽しみにお待ちください。

講座は、基本的に大人向けのものとなっておりますが、各専門分野に強い興味関心を持つ小学生が参加する姿もちらほらと。未来に向かって勉学に励む姿が眩しいです。

昨年は、地学部門の瀬戸学芸員による初講座「ブラヤマガタ」も大好評でした。

歴代館長による館長講座もバラエティに富んだ内容です。さまざまな質問で盛り上がることがあります。

今年度は、10月に動物部門の中川学芸員、令和7年2月に民俗部門の稲垣学芸員による初講座があります。12月には齋藤館長による館長講座です。
講座は、事前申込制【先着順】となっており、当館ホームページからの申込みをお願いいたします。
受講料は無料となっておりますが、展示をご覧になる際には入館料が必要となりますのでご注意ください。
第1回目は、6月8日 (土)に竹原万雄氏(東北大学東北アジア研究センター上廣歴史資料学研究部門助教)による「江戸・明治時代の旅と山形」の講座があります。

お申し込みは、5月21日(火)からです。皆さまのご参加をお待ちしております!

第6回やまはくセレクション展ウラ話と民俗資料

霞城公園の今年のサクラ

霞城公園は例年よりも早く春爛漫となり、県立博物館もシャワーのような桜吹雪に包まれました。お花見にいらした方の中には、当館を見学された方も多くいらっしゃいました。きっと好評開催中の第6回やまはくセレクション展もお楽しみいただけたかと思います。

実は今回のセレクション展の取りまとめを民俗担当が行ないました。そこで少しだけセレクション展とともに学芸員のお仕事(活動)をお話ししたいと思います。

セレクション展の展示風景

今回を含めてこれまでに6回行われてきた「やまはくセレクション展」は、当館が新たに寄贈を受けた資料の他に、調査や整理が一段落した資料を展示しています。

今回のセレクション展では、初代山形県令三島通庸の佩刀や山形市で発見された化石木などを目玉の展示資料としています。そして、化石木の奥には、ハイイロオカミなど、たくさんの動物の剥製があります。この動物の剥製は去年大好評だったBones展で、資料をお借りしてきた博物館や個人の方から寄贈を受けた物を展示しています。

動物のはく製たち

博物館が貴重な物を集めることを「資料収集」といって、植物や昆虫を捕まえてくる「採集」や、古いお家の蔵で見つかった古い記録や道具を譲っていただく「寄贈」、お店や専門業者の方からお金を払って買い取る「購入」など様々な方法があります。たくさんの方々からご協力をいただいたことに感謝しながら、学芸員が一つ一つの物の価値を調べた上で博物館に受入れるか検討しています。

こうして集められた資料は、博物館の専用の倉庫(収蔵庫)で大切に保管していきますが、ずっとしまったままではありません。時々取り出して破損や汚れ、傷みがないかなど学芸員が状態を点検します。調査や研究するためにも良い状態で保存されないと、せっかくいただいた資料が資料としての役割を充分に発揮することができません。

今回、民俗分野から展示したたくさんのおもちゃは、8月に学芸員実習で整理・点検した資料です。(学芸員実習は、大学や短大で学芸員の資格を取得する課程を受けている学生が、資格を得るために実際の博物館で実習を行なう研修です)。実習生の学生達は当館での実習を通して、資料の点検や取扱いだけでなく、どのような展示が効果的か、どんな学びのイベントを行なうかなど、様々な学芸員の仕事に実際に関りながら学ぶことができます。

民俗展示のおもちゃ

 また、博物館で適切に管理するためにも、寄贈を受けた際にはどんな資料なのか調査を行います。たとえば民俗分野では、人々の生活の特徴や移り変わりを知るために資料を収集しますが、そのほとんどが古い道具や古文書などです。こうした資料はどのように調査研究するでしょうか。

県内での民俗資料の整理

私は仕事の一環で、旧家の蔵の中で古い道具を調べることがあります。中には江戸時代の物もあれば、2000年以降まで使われた最近の道具もあります。当然、古いものは貴重なものですが、新しいものも数十年後には人々の生活を知る必要な手がかりになります。

古文書や記録などは書いてある文字を読んで、情報を得ることができます。古い道具は使った人などから様々なお話を聞いていきます。そうすることでどこにでもある道具でも、使った人の工夫やコツ、感想などで他とは違う使い方がわかるかもしれません。

東根市の猪子踊り

もちろん、「物そのもの」の希少さも重要ですが、資料に関連する情報をたくさん集めることで資料の価値として記録します。時には踊りや言葉、技術など形のないものについても調査を行うことがあります。どんな服を着たか、どんなものを食べたのか、どんな仕事をしたのか、どんな人とどんなふうに関わったのかなど、大まかな手段や内容は同じでも、詳細は一人一人で必ず違います。

元々の所有者の方や関係者の方にご協力をいただいて行われた調査で得られた資料や情報を記録としてまとめることで、資料が増えて充実した博物館になっていきます。

第2展示室の民俗展示の民家

民俗は「人々の暮らし」です。人々の暮らしを担当している私は、県民一人一人がどんな風に暮らしてきたのか、暮らしているのかを追究しています。言わば、私にとっては県民の方々は先生でもあります。地域の中で移り変わってきたものも、変わらずに残そうとされているものもたくさんあるなかで、私たちはどんなことを考えてきたのでしょうか。

「どうしてこんな言い伝えがあるんだろう?」「このお祭りはどうやって行われているんだろう?」些細なきっかけで芽生えた疑問にも、漠然と感じた果てしない疑問にも、博物館にその答えやヒントがあるかもしれません。答えが見つかった時、私達は自分のことも相手のことももっと理解できるようになるはずです。だからこそ、県立博物館としてもまだまだ学ぶことがたくさんあります。

山形や日本で暮らしてきた人達がどんな思いで日々の生活を送ってきたのか。これからも学芸員の調査活動を通して得られた様々な魅力を、ただの面白さで終わらない発信をすることで、地域の理解につなげていきたいです。

地学と自然史と博物館

 3月24日(日)にやまぎん県民ホールにて、やまがた文化の回廊フェスティバル2024のオープンハウスに「ビーチコーミングで貝殻を拾おう!浜辺から考える自然環境」と題してイベントを開催致しました。

入口の近くということもあり、多くの方々にご参加いただき、誠にありがとうございました。

今回のイベントは、庄内浜をイメージしまして、庄内浜で打ちあがっていた貝殻とゴミから、自然環境に関心を持っていただくというコンセプトでした。

 砂の中に埋まった貝殻を探す体験は、中々新鮮だったようで、ご参加いただいた方からは好評でした。

イベント中にありました、いくつかの質問につきまして、回答いたします。

Q.どこに行けば貝殻を拾えますか?

A.庄内浜でしたら、吹浦や宮海海水浴場で拾えます。海水浴シーズンになると海岸を掃除しておりますので、貝殻が減ります。これからの5月上旬位が寒くないし、月山道も凍結していないのでベストシーズンです。

Q.貝殻を拾ったけど、名前が付けられない。

A.慣れと言えばそこまでですが、まずは図書館などにある貝の図鑑を参照すると良いでしょう。初めから分厚い図鑑から探すと心が萎えるので、子供向けの写真が大きい図鑑をお勧めします。そこからさらに貝殻の沼にはまり込んだら、ご自身で図鑑を購入しましょう。

Q.博物館に持っていったら、名前を教えてくれますか?

A.可能なかぎり名前を付けるお手伝いをさせていただきます。その際は、事前に博物館にご連絡いただくとスムーズにご案内ができます。


 令和5年度やまはくセレクション展を5月12日まで開催しております。今年度のセレクション展の地学のテーマは、「自然史」です。ところで皆様は自然史と言う言葉を聞いたことがありますか?

 恐らく多くの方は、「う~ん、聞いたことがあるような、無いような・・・」と言った反応になるのではないでしょうか。皆様の中にはご専門の方もいらっしゃるとは思いますが、一般にあまり馴染みのないことと思います。

 まずは、自然史についてどんな意味なのかをこの場ではお答えするべきですが、自然史には、あまり明瞭な定義がありません(私の不勉強なだけですが)。ここでは自然史=自然史科学と言う広義の学問で、「動物や植物、鉱物、化石などの自然物」を対象として、「記載・分類する」ことで、「自然の多様性を紐解く」ことを目指しているとします。では、ここで自然史と博物館の関係について、少々述べたいと思います。

 山形県立博物館は、展示資料による分類上で総合博物館に分類され、自然と人文の両方の資料を展示しています。人文の展示は「縄文の女神」をはじめとした、第2展示室と第3展示室および教育資料館に展示しております考古、歴史、民俗、教育部門の資料です。対して、自然の展示は「ヤマガタダイカイギュウ」をはじめとした第1展示室と1階の分類展示と体験広場に展示しております地学、植物、動物の資料です。自然の資料のことを博物館学等では「自然史資料」と呼ぶことがあります。ようやく博物館と自然史が繋がってきたとようです。例えば自然史が博物館に冠される例として、ロンドン自然史博物館(Natural History Museum, London)があります。また、博物館の資料群を「コレクション」と呼ぶことがありますが、ロンドン自然史博物館では「動物、昆虫、古生物、植物、鉱物」と分けられています。国内でもいくつか自然史を冠している博物館がありますが、神川県立生命の星・地球博物館がKanagawa Prefectural Museum of Natural Historyと表記しております。ちなみ東京上野の国立科学博物館はNational Museum of Nature and Scienceなので、自然史も扱っていますが、理工学の分野の展示もあります。余談ですが、日本における国立自然史博物館は、現時点(2024年現在)で無いため、沖縄県に誘致しようとしております。気になったら調べてみてください(https://www.okinawanhm.com/)。

 さて、山形県の話から大分逸脱しましたが、山形県立博物館に話を戻します。山形県立博物館の地学部門では、資料の対象を「古生物、岩石、鉱物等」としております。これらは山形県に関する資料から世界の資料まで、それなりに幅広く展示しております。特に1階の分類展示では、教科書に載っているような資料を中心に展示しておりますので、是非地学の教科書を片手に見学いただければ面白いと思います。

 ここで話を体験広場に展示しているクロミンククジラの骨格標本に移します。体験広場に展示していますクロミンククジラは、現生のクジラですので、対象は生き物(動物部門)となります。ですが、所管しているのは地学となります。なぜ地学が今生きている動物を?と思った方は、大変鋭いご指摘です。では、仮に皆様が体験広場のクロミンククジラの前に立っていたとして、視線を下に移すと何が展示してあるか。そこには「ごっつい岩」がたくさん展示してあります。これらの「ごっつい岩」は、真室川町から発見された「マムロガワクジラ化石」です。マムロガワクジラ化石と言いましても、クロミンククジラの骨格のように1個体ではなく、様々なクジラの色々な部位が1か所から産出したものとなります。そのため、化石は部位毎に不完全です。ではそんな不完全な化石をどうすればクジラと分かるのか?答えは、今生きているクジラの骨と比較して記載することです。自然史は「動物や植物、鉱物、化石などの自然物」を対象として、「記載・分類する」ことで、「自然の多様性を紐解く」ことと初めに書きましたが、もし、世界に1つしかクジラの骨がなかったら、きっとマムロガワクジラ化石はクジラだと分からなかったと思います。

 もう一つの例を挙げますと、山形県立博物館地学部門の目玉であり、県指定天然記念物の「ヤマガタダイカイギュウ」ですが、発見当初はクジラの化石と思って発掘されました。それは、発掘当時、日本ではカイギュウ(ジュゴンやマナティーの仲間)の化石は、長野県で肋骨が一本だけしか発見されておらず、いわば化石記録の空白状態でした。しかし、実際に発掘した化石をクリーニング(化石から余分な岩石を取り除く作業)を進めるうちに、クジラにはない「歯」が出てきました。マッコウクジラやイルカなどの「ハクジラの仲間」には、餌である魚などを捕らえるための、歯がありますが、捕らえるための機能として、先端が尖っています。一方、クジラと思って発掘したヤマガタダイカイギュウの歯は、上面がすり減り、明らかに何かをすり潰す機能を持つ歯でした。ここに来てようやく、この化石の正体はクジラではないことが分かってきました。そして、紆余曲折あり、このすり減った歯の持ち主が、カイギュウの仲間であると分かり、アメリカからドムニング博士を招聘し、この世界に1つだけのヤマガタダイカイギュウが誕生しました。ここで勘の鋭い皆様は「世界に一つだけなのに何故分かった?」と気が付いたはずです。このヤマガタダイカイギュウと比較したのが、アメリカ西海岸からヤマガタダイカイギュウよりも前に産出していたジョルダンカイギュウでした。そして、実は現在展示してあるヤマガタダイカイギュウもジョルダンカイギュウから引き継いだ部分があるのですが、紙面の都合上、割愛させていただきます。

 博物館は、そんな自然史の「コレクション」を育てることが必要です。足元の石が何か知りたいと思って、図鑑を見ると図鑑の写真とは合わないことは多々あります。近年ではスマートフォンのカメラで知りたい物の写真を撮ると「先生」が答えてくれるようになりました。しかし、その「先生」は、きっとどこかの誰かが記載・分類した「何か」としか答えてくれません。それは真か偽であるかは、ここでは申せませんが、はっきりしていることは、どこかの誰かが記載・分類する時には、「コレクション」を見て、他の種や物質との違いを見極め、時には新種として記載し、時には異名(シノニム)として統合し、時には記載した本人が混乱し、時には捨てる(ゴミ箱分類群)ことを膨大な時間をかけているのです。その時に「地域の分類群」を知ることとして、博物館には地域に関する「コレクション」を育てていくことが求められます。そして、丹精込めて育てられた博物館のコレクションは、展示や調査・研究を通じて、皆様の教育に役立てていきます。

 令和5年4月1日から約70年ぶりで博物館法が改正となり、デジタルアーカイブの作成と公開が努力義務となりました。山形県立博物館でも博物館資料をデータベースとして公開しておりますので、是非活用いただければと思います。

 さて、自然史と博物館について短いながら、書かせていただきました。博物館は、単なる古いものを展示しているだけでも、イベントをするだけでもありません。もちろん、皆様に楽しんでいただけるイベントの実施を全力で取り組んでいますが、もっと皆様に博物館を「活用」して欲しいと思います。ちょっと困ったら博物館に行ってみるかと思えるような山形県立博物館を今後も目指して参ります。

 最後に地学部門担当の学芸員の思いを綴り、結びとさせていただきます。

諸君、私は地学が好きだ

諸君、私は地学が好きだ

諸君、私は地学が大好きだ!!

セレクション展開展しました

 令和5年度やまはくセレクション展がついに開展しました。今年も各部門から選りすぐりの資料が展示されています。常設展示では見ることができないレアな資料がたくさんありますので、この機会(期間は5月12日(日)まで)にぜひご来館ください。

 写真は、展示資料の一部ですが、これはいったい何でしょう?

 会場で探してみてくださいね。

ヒント:海にすむ生き物です。
ヒント:するどいツメをもつ肉食動物です

閑話休題

 博物館2階ロビーに、50年前の完成当時の建物の模型があるのを皆さんは見たことがありますか?そこにミニカーも一緒に展示しているのですが、この車に気が付いた人はいますか?

 これは「童夢零(どうむぜろ)」という車のミニカーです。この名前を聞いてすぐに分かった人はかなりのマニアですね。博物館ができた1970年~1980年代はスーパーカーブームといって、日本全国でフェラーリやカウンタックといった外国のスポーツカーがもてはやされていました。そんな中、1978年に日本製のスーパーカーとして発表されたのが「童夢零」でした。しかし結果的に発売されることはなく、幻の車として終わってしまいました。山形県立博物館が開館した当時の車として置いています。気になった方は、来館した時に見てみてください。

「高等女学校と実科高等女学校」

博物館では現在、プライム企画展「高等女学校と実科高等女学校~青春の学びと生活~」を絶賛開催中です!

明治から昭和初期にかけて女性が学ぶ高等教育の場としてあった「高等女学校」と「実科高等女学校(家事や裁縫などの実用科目を教えていた高等女学校の一種)」をテーマに、山形県の女子教育の歴史を振り返る展示会です。

中には、何だかとても難しい展示会みたい…と思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか?

しかし!一歩展示室に入ればレトロでノスタルジックな資料であふれており、そんな心配も吹き飛ぶことと思います!

・希少価値の高いシートマイヤー製やスタインウェイ製のグランドピアノ(大正や昭和初期のもの!)

・各学校の制服の変遷(実物やミニチュアで展示)

・修学旅行やスポーツなど学校行事を楽しむ学生の写真の数々

・寄宿舎の再現コーナー

・時間割り

などなど…当時の女子学生の生き生きとした姿が思い浮かぶ資料がいっぱいです!

私のイチオシ資料は、昭和7年の第一高等女学校(現 山形西高等学校)の制服です。

よく見ると…袖口や胸元に刺繍リボンがあしらわれています!お洒落!(リボンの柄も素敵なのでしゃがんで袖の中を覗き込んで見てくださいね)

ただ資料を眺めるだけでは物足りないという方のためには、企画展担当者による解説会もあります。より深く展示会を楽しめます。

お申し込みは不要ですので、是非お気軽にご参加ください!

◆展示解説会

12月2日(土) 13時30分~14時 第三展示室にて

※本展示会は12月10日(日)までの開催

※今回の企画展は撮影禁止

プライム企画展記念ベントのお知らせ

当館で行われる令和5年度プライム企画展「高等女学校と実科高等女学校-青春の学びと生活-」の記念イベントとして、山形西高・山形北高生による演奏会を行います。

博物館で演奏会が行われるのは、なかなか見られない試みになります。

当日は無料開館日ですので、皆様是非、ご来館ください!

皆様のお越しを心からお待ちしております。

(体験広場で写真のクジラ骨格標本をバックに演奏してもらいます!)
(2階の展示室への階段踊り場からもご覧になれます!)
(第1展示室と第2展示室を繋ぐ渡り廊下でもご覧になれます!)

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当日は東北文化の日(10/28・10/29)で無料開館となります!

10月28日(土)(「東北文化の日」協賛無料開館日)
   ①13時~13時30分(30分間)
   ②14時~14時30分(30分間)
   ※合計2回の演奏を実施

演奏者 山形県立山形西高等学校合唱団

演奏曲目
 ① 山形県立山形西高等学校 校歌
 ② リフレイン
 ③ 夢見たものは
 ④ フレア
 ⑤ REIN
 ⑥ 優しいあの子
 ⑦ 赤とんぼ
 ⑧ ふるさと
 ⑨ 寂庵の祈り
  ※曲目や演奏順は変更の可能性があります。

10月29日(日)(「東北文化の日」協賛無料開館日)
   ①13時~13時30分(30分間)
   ②14時~14時30分(30分間)
   ※合計2回の演奏を実施

演奏者 山形県立山形北高等学校吹奏楽部

演奏曲目
 ①名探偵コナンのメインテーマ
 ②となりのトトロ
 ③やさしさに包まれたなら
 ④川の流れのように
 ⑤花は咲く
 ⑥ジャンボリーミッキー
   ※曲目や演奏順は変更の可能性があります。

演奏場所 体験広場    
鑑賞場所 体験広場前通路に40席程度の椅子席を準備します。
     また、1階から2階に上る階段の途中と、第1展示室から第2展示室への通路から立って鑑賞することもできます。

(1)事前申し込みはありませんが、会場では職員の指示に従ってご鑑賞くださるようお願いいたします。
(2)駐車場が混み合う場合は、霞城公園内の東側駐車場や北側駐車場をご利用ください。(職員駐車場は関係者の駐車場になりますのでご利用はお控えください)

チラシはこちら⇒クリックでダウンロード(PDF:543KB)

「特別展が無事に閉展&プライム企画展はじまりました!」

 まずはお知らせより
 9月30日(土)よりプライム企画展「高等女学校と実科高等女学校-青春の学びと生活-」が
 はじまりました。
 山形県の女子教育の歴史が分かる400点以上の資料が展示されており、見ごたえ十分の展示となっております。(全ての資料をしっかり見たら2時間以上はかかるのでは⁉)
 上の世代の方はもちろん、山形県の歴史や教育、郷土史などに興味のある方も楽しめる展示内容です。12月10日(日)までの展示ですので、みなさまぜひ当館へ足をお運びください!!

プライム企画展テープカットの様子 
開展式後の展示解説会(木村専門員)

 話は変わりまして8月27日(日)に閉展した特別展「Bones-生き物の骨格はどうなっているのかー」を振り返りたいと思います。

 テーマからも分かるように、骨格標本が中心となる展示会を開催しました。
 骨を展示テーマにしたのは「インパクトがあり、多くの方に興味を持ってもらえそうだから」という理由です。(実は、骨格標本を中心に据える展示会は当館初の試みでした。)

 しかし、骨格標本の展示会は想像以上にハードルの高いものでした。なぜなら、当館には骨格標本がほとんど収蔵されていないからです。そんな状況で骨格標本を展示するという事は、骨格標本を所有する施設や団体に協力していただかないと成り立たないことを意味します。協力してもらえるか不安でしたが、お願いをした施設・団体の方々は快く引き受けてくださり、多くの骨格標本を展示することができました。協力してくださった方々には本当に感謝しています。

ご協力のおかげで開催ができました

 展示会が始まると想像以上にお客さんが入り、期間中12,362人の方に足をお運びいただきました。
ちょうど学校の夏休み期間と重なっていたこともあり、お子様連れのご家族が多かった印象があります。興味津々で骨を見ている子供たちの顔を見ると、展示までの苦労が吹き飛びました。

子どもに人気だったキリンの骨格標本(仙台市八木山動物公園 蔵)

 展示期間中のアンケートもたくさんの方にご記入をいただきました。例年になく多くのご意見・ご感想をいただいております。(入力担当者が困ってしまうくらいいただいております笑)みなさまからいただいたご意見・ご感想は全て目を通させていただき、改善できることは改善し、今後に活かせることはしっかりと活かしていきたいと思います。

 特別展を見にご来館くださった皆様、本当にありがとうございました。
 今後も展示会やイベント・講座等予定しておりますので、またのご来館をお待ちしております!

                                 特別展担当 動物部門 細越林太郎

特別展「Bones」開催中です 

 6月3日(土)より、当館2階の〔第3展示室〕にて、特別展「Bones ―生き物の骨格はどうなっているのか―」を開催中です。連日、多くのお客様や学校団体様にお越しいただき、誠にありがとうございます。

 この展示会は、生き物の内部構造である「骨格」に焦点を当てた展示となっております。普段はなかなか目にすることのない“生き物の骨格”を、はく製や写真と比較しながら観察することができる貴重な機会となっておりますので、ぜひお越しください。

特別展Bonesが開催されている第3展示室の入口

 また、1階の〔体験広場〕では、 “さわることができる展示”を再開いたしました。昔の道具や化石、「縄文の女神」のレプリカ等を、直接さわって確かめていただけるコーナーとなっておりますので、こちらも併せてお楽しみください。

皆さまのご来館を心よりお待ちしております。

さわることができる展示

新規職員のご紹介(民俗)

 博物館ブログをご覧いただいている皆様、はじめまして。令和5年度から山形県立博物館の学芸員として勤務している稲垣圭祐(いながきけいすけ)です。

 山形県立博物館の分野には歴史や植物など7つの部門がありますが、この中でも私は民俗分野を担当しています。民俗と聞くとあまりなじみがなく、ぼんやりとしたイメージを持つ方も多いのではないでしょうか。

 わかりやすい言葉にすると、ある地域や家など集団の中で人々、特に農民や漁民など庶民層がどのような生活を送ってきたのかについて研究しています。この民俗という分野の中でも、私自身は庶民生活史を専門分野としています。

 一言に「人間の生活」「人々の暮らし」と言っても、時代や地域、仕事、立場など様々な事情で千差万別で様々な姿があります。私達の暮らしの姿はどのようなものか、私達が暮らすためにどんな社会を作り出しているか、社会は自分達の暮らしにどんな影響を与えているかなどに目を向けて探究しています。山形県にはいったいどんな暮らしの姿があるのでしょうか。

 実は私の生まれは山形県ではなく、三重県です。令和2年から令和5年3月まで中山町で地域おこし協力隊として活動をしていました。中山町に来るまで山形県とはあまり関わりはありませんでした。

 そんな私も山形暮らし4年目を迎えますが、まだまだ分からないことばかりです。だからこそ、学芸員という専門的な視点だけでなく、よそ者の客観的な視点とあわせて地域の方々が何を大切にしているのか、山形県外にどんな魅力を伝えると良いか向き合っていきたいと思います。 これからも山形県内をフィールドとして研究活動に取り組み、山形県の魅力を掘り下げていきます。

新規職員(民俗)
民俗担当です。

ヤマガタダイカイギュウの取材がありました

こんにちは。

新緑が眩しい季節となり、日に日に暖かさが増しておりますが、皆様お元気でしょうか。山形県立博物館は6月の特別展に向けて、日々準備を進めております。

さて、4月中旬に遠路はるばる関東から当館の展示物に取材がございました。特に地学です。

もう一度申し上げます。

特に地学です!!

(担当者の強い意志が入っています。)

本の編集者の方々が山形県天然記念物に指定されておりますヤマガタダイカイギュウの化石と地学と自然分野の常設展示を取材されました。学芸員の説明に熱心に聞き入っておられまして、今から本の出版が楽しみです。

後日、編集者の方々のホームページに、当館での取材の様子が公開されておりました。

なんと、全3部作の超大作×2!

そこで、公開されておりましたホームページと記事を紹介させていただきます。

ブログへの記載をご快諾いただきました編集者の方々へ、この場を借りまして、お礼申し上げます。

取材くださった編集者のホームページは以下の通りになります。

本のあて。

https://note.com/honnoate/

【編集先記:今、本を作っています】ヤマガタダイカイギュウに会いたくて山形県立博物館編vol.1

https://note.com/honnoate/n/n235a3c539183

【編集先記:今、本を作っています】ヤマガタダイカイギュウに会いたくて山形県立博物館編vol.2

https://note.com/honnoate/n/n3757b210120f

【編集先記:今、本を作っています】ヤマガタダイカイギュウに会いたくて山形県立博物館編vol.3

https://note.com/honnoate/n/n34e32f939276

【編集先記に同行してみた件】ヤマガタダイカイギュウに私も会いたくて山形県立博物館編vol.1

https://note.com/honnoate/n/n42f93c60fbfc

【編集先記に同行してみた件】ヤマガタダイカイギュウに私も会いたくて山形県立博物館編vol.2

https://note.com/honnoate/n/n17daaa1ccae8

【編集先記に同行してみた件】ヤマガタダイカイギュウに私も会いたくて山形県立博物館編vol.3

https://note.com/honnoate/n/nc4ea6a0276ef

ヤマガタダイカイギュウの発掘ストーリーを取材されていました。
ヤマガタダイカイギュウの取材の様子です。

セレクション展は5月14日まで

こんにちは。桜の季節で賑わった霞城公園も、今や青々と新緑が美しい景色が広がっております。とても爽やかで、心が洗われるようです。
しかし、春の暖かさの中に急激な寒さもあったりと、体調管理が難しい毎日ですよね。皆さま、お体には気をつけてください。
さて、3月から開催されている「第5回やまはくセレクション展」も残り僅かとなってきました。
地学・植物・動物・考古・歴史・民俗・教育の全7部門から構成されている本展示会は、新収蔵資料や未公開資料などを展示中です。
第三展示室の半分の空間に、約90点の資料がぎゅぎゅっと詰まっております。

各テーマをご紹介します。
地学部門 「地球最古級の溶岩と会津盆地の化石」
植物部門 「牧野富太郎と山形~1931年、らんまんな飛島にて~」
動物部門 「日本近海のウミガメたち」
考古部門 「尾花沢市原の内A遺跡」
歴史部門 「どうする義光―最上義光と徳川家康―」
民俗部門 「四季農耕図と農具」
教育部門 「山形師範学校初代校長斎藤篤信の掛軸」
気になるものはありましたか?

最近、テレビドラマで飛び交う単語に興味が出てきたよ!という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
ぜひ、この機会にやまはくへ足をお運びください。
ちょっと難しそう、という方にもご安心いただきたいのが、解説会に参加したように詳しく分かる!?担当者による解説シートが全部門あるのです。展示資料と合わせてご覧いただければ、より深く楽しんでいただけるかと思います。

5月14日(日)までの開催となっております。初公開資料も多数ありますので、霞城公園を散策しながら、気軽にお立ち寄りいただければ幸いです。

新規職員のご紹介(地学)

初めまして。

今年度から山形県立博物館で地学担当の学芸員として着任しました瀬戸と申します。

私は地学の中の地層(海のたい積岩が得意です)や化石(主に貝の化石が得意です)が専門分野です。

もう少しだけ専門用語で説明すると、後期新生代の貝類化石に基づく堆積環境の復元が研究テーマです。また、現在の生きている貝にも興味があります。

これから、山形県内をあちこち巡ってみる予定なので、博物館以外にも出没するかもしれません。

関東から山形県に来ましたので、まだまだ山形県に関しまして素人ですが、これからもどうぞよろしくお願いします。

山形県立博物館の新規職員

東日本大震災から12年…

いまから230年前、寛政五年正月七日(1793年2月17日)の正午過ぎ頃、
大規模な地震が東北地方を襲いました。
その時のようすを当時の人が家の仏壇に書き残した「地震書付」という
資料が県博には所蔵されています。
3/10(金)~21(火・祝)の期間限定で展示いたします。
東日本大震災から12年を迎える今。
地震のようすを後世に伝え残そうとした人の思いに触れていただければと思います。

国宝土偶「縄文の女神」展示解説会⑥

令和5年2月11日(土)
 第6回の国宝土偶「縄文の女神」展示解説会を実施いたしました。限られた時間での解説会でしたが、熱心に耳を傾けてくださいました。本年度の展示解説会はこれで終了になります。ご参加頂きました方々、本当にありがとうございました。

博物館講座⑥を開催しました(報告)について掲載しました

 博物館では、館長や当館職員、大学の先生などを講師としてお招きし、それぞれの専門分野について、分かりやすく紹介していただく「博物館講座」を年6回実施しております。

 1月21日(土)は東北大学東北アジア研究センターの野本禎司先生を講師にお招きし、第6回博物館講座を開催しました。
 講座の演題は「出羽国村山郡における旗本知行の特徴 —3000石高力家の領主支配—」です。今の深堀村・大寺村・西高楯村の三か村(現在の山辺町)に3,000石の領地を支配していた、旗本の高力家を題材として、江戸幕府の官僚制度のしくみや役人の出世についてお話しいただきました。高力家の5代長行(ながゆき)という人物は、留守居という旗本としては最高位にあたる役職まで出世したそうです。そんな高力家は幕府に出仕していたため、深堀村には来ていないそうですが、山辺の三か村の名主たちと様々なやり通りをしていたことを、当時の古文書から解説していただきました。
 江戸時代の江戸幕府の政治や、江戸と地方との関わりなどを、当館所蔵の資料も使って丁寧にお話しいただきました。ありがとうございました。

 今年度予定されていた博物館講座はすべて終了しました。今後も、各分野の専門家をお招きし、その調査・研究の成果をわかりやすく紹介していただくことで、生涯学習の機会としていただけるよう努力していきたいと思います。詳しくは4月以降に、当館ホームページ上でお知らせしますので、皆様ぜひご参加ください。

こども学芸員、博物館を紹介しました!(報告)について掲載しました

 1月9日(月・祝)「成人の日」は、無料開館日でした。そこで、山形市立第七小学校5年生の協力を受けて、博物館の資料を来館された皆様に解説していただく「こども学芸員」というイベントを開催しました。

 山形七小の5年生のみなさんは、総合的な学習の授業で県立博物館を取り上げてくださり、約半年もの間県立博物館をどうPRするかについて話し合ってくれました。今回のイベントでは、授業で学習したことを参考に、資料の解説というかたちで学芸員の仕事を体験してもらいました。休日にもかかわらず、16名の小学生が意欲的に参加してくれました。
 あわせて「わたしたちがつくる未来の博物館」というイベントを開催しました。これは、子どもたちが持っている「わたしの宝物」を博物館で展示し、一日学芸員になって解説するというものです。なかなか難しいテーマでしたが、2名の方が応募してくれました。
 今日は3連休の最終日ということもあり、また冬晴れの天気のもと、多くの来館者が来てくれました。こども学芸員たちは、事前にしっかりと調べ学習をもとに、来館者に丁寧に解説をしてくれました。中には、冬休み中に発表の練習をしてくれた子もいて、堂々と解説する姿はすばらしかったです。
 「わたしの宝物」の展示では、高校1年生が「曾祖母との思い出の絵本」を展示し、小さいときのエピソードや今はあまり会えない曾祖母への感謝の思いなどをお話ししてくれました。小学生が展示した「シーグラス」は海で拾った時の思い出などを解説していました。

 今回のイベントでは、山形市立第七小学校の先生方、保護者の皆様方からたくさんご協力いただきました。この場をお借りして感謝申し上げます。今後も、こうした行事を計画して、ホームページやツイッターでご案内したいと思いますので、ぜひご参加ください。

博物館の楽しみ方

今年ももうすぐ終わりですね。あっという間です…!
博物館では先日、プライム企画展「女神たちの饗宴」が大盛況のうちに閉展しました。
ご来館いただいた皆さま、ありがとうございました!

プライム企画展の撤収後、一時ガランとしてしまった第三展示室。しかし、現在は民俗資料の展示が復活しています!
こちらの展示も、実は企画展に負けず劣らず面白い資料だらけ!その中から少しだけご紹介します。

張子人形(とら) 
笹野彫(うさぎ)

いかがですか?どちらも伝統的な人形ですが、とっても可愛いですよね!
手づくりならではの温もりが伝わってきます。色の塗り方や彫り方など、職人技を間近で確認することもできますよ。
これらは写真ではうまく伝えられませんので、ぜひ実物をご覧いただきたいです!

「とら」は今年の干支(えと)。「うさぎ」は来年の干支ですね。
そういえば、十二支(じゅうにし)の仲間の「いのしし」は体験コーナーに剥製の展示が、第二展示室には「うし」が描かれている札の展示がある…。
博物館で十二支がそろうかも?ぜひ探してみてください!

このように、少し違う視点から見学する博物館も面白いかもしれませんね!
ルールやマナーさえきちんと守れば、博物館の楽しみ方は無限です!
ぜひ、自分だけの博物館の楽しみ方をたくさん見つけていただきたいと思います!

※ 第三展示室の民俗資料の展示は、特別展やプライム企画展開催中はご覧いただけません。ご注意ください!
※ 博物館は12月28日(水)~2023年1月4日(水)まで休館です

プライム企画展に舟形町からめがみちゃんが来てくれました!(報告)

 10月1日(土)から、博物館ではプライム企画展「女神たちの饗宴-『縄文の女神』国宝指定10周年-」を開催しております。国宝土偶「縄文の女神」が国宝に指定されてから10周年にあたるのを記念して、全国から国宝土偶(複製)を集め、5体全てを一堂に会して展示しております。
 閉展まで、あと一週間となった12月4日(日)に、なんと「縄文の女神のふるさと」舟形町から、「めがみちゃん」がかけつけてくれました。とてもかわいらしい姿で、プライム企画展を盛り上げてくれました。
 県立博物館に来てくれるのが決まったのが2日前と、急な日程だったため告知が遅れてしまいましたが、小雨が降る悪天候にもかかわらず、第4回展示解説会に参加された皆様や、近くに住む小学生など多くの方が来館して、めがみちゃんと触れ合ってもらえました。ありがとうございます。
 中には仙台市から来館されたという親子もいらっしゃいました。お母さんからは「こんなイベントがあるのは知らなかったけど、たまたま会うことができて良かった」というお話を聞くことができました。企画展最後のイベントを、楽しい思い出にしていただけたならうれしい限りです。
 縄文時代の土偶をテーマとした今年のプライム企画展、開催期間もいよいよあと1週間。12月11日(日)までの開催となります。皆様のご来館をお待ちしています。

プライム企画展記念講演会③を開催しました(報告)

 10月1日(土)から、博物館ではプライム企画展「女神たちの饗宴-『縄文の女神』国宝指定10周年-」を開催しております。国宝土偶「縄文の女神」が国宝に指定されてから10周年にあたるのを記念して、全国から国宝土偶(複製)を集め、5体全てを一堂に会して展示しております。
 11月6日(日)は、山形県埋蔵文化財センターから2名の方を講師にお招きし、「縄文の女神」が作成された縄文時代の山形造形についてお話ししていただきました。
 小林圭一氏からは「西ノ前型土偶と縄文時代中期の地域社会」と題して、村山市の西海渕遺跡に見られる環濠集落など、縄文時代中期の集落跡を取り上げ、縄文人の生活の様子や時代による変化などについて、遺跡の調査からわかったことを元にお話しいただきました。
 菅原哲文氏の演題は「山形県南部の縄文時代集落と土偶」。山形県南部の大規模な縄文集落跡である台ノ上遺跡(米沢市)を題材として、土偶や土器、住居跡、貯蔵やお墓として使われた土坑などから当時のくらしについてお話しいただきました。土偶や土器の形式を丁寧にひも解くと、北東北や北陸、関東の影響をうけていることが分かるとのことで、当時でも広い地域との交流があったことが伺えました。
 今回講師をお引き受けいただいたお二方は、山形県の埋蔵文化財の発掘調査において最前線で活躍されています。お忙しい中にもかかわらず講演をお引き受けいただきありがとうございました。たくさんの方にご参加いただき、貴重なお話を聞くことができて素晴らしい時間となりました。