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令和7年度「高校生学芸員一日体験講座」を開催しました

 毎年、多くの皆さんに参加いただいている「高校生学芸員一日体験講座」を今年度も実施しました。昨年度に引き続いての3日間開催で(7月29日(火)、31日(木)、8月6日(水))、県内各地から延べ45名の高校生が参加してくださいました。

◇◆ 7月29日(火):【人文科学】 ◆◇
「山形の歴史やくらしにふれる」というテーマで、人文系の展示室や、普段はなかなか見ることのできないバックヤードの見学、考古部門・歴史部門・民俗部門の各講座等を実施しました。縄文時代の遺跡から掘り出された土器の水洗作業(考古)や、江戸時代のくずし字の解読、浮世絵の観察(歴史)、身近な道具に関する聞き取り演習(民俗)など様々なワークショップを行いました。

◇◆ 7月31日(木):【自然科学】 ◆◇
「山形の自然とそのめぐみを知る」というテーマで、自然系の展示室やバックヤードの見学、植物部門・動物部門・地学部門の各講座等を実施しました。ベニバナからの紅の抽出(植物)、動物標本の整理と収集(動物)、化石の取り出しとクリーニング(地学)など、本物や実物に触れながら、学芸員の仕事を学んだり実際に体験してもらいました。

◇◆ 8月7日(水):【総合(人文・自然)】
人文と自然の両分野を一日で体験する講座を、今年度初めて実施しました。「各分野の体験と展示会ができるまでを学習する」というテーマで、人文系・自然系の各展示室とバックヤードの見学、土器の復元体験(人文系・考古)や化石のレプリカづくり(自然系・地学)、企画展の作り方や運営を考える講座を行い、博物館や学芸員の業務を学びました。

 高校生の皆さんからは、「各講座での体験や見学、学芸員との交流がとても楽しく、有意義でした」など嬉しい感想をたくさんいただきました。今まで知らなかった博物館や学芸員の仕事に触れ、興味を深める良い機会になったようです。ご参加いただいた皆さん、大変ありがとうございました!  

                         (M)

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