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教育資料館(分館)の構造躯体

 3月16日の深夜に、宮城県沖を震源とする地震が発生し、山形県内においても広く各地で震度5レベルの揺れが観測されました。東日本大震災以降、私自身としては最も揺れを感じた大きな地震でした。
 地震の発生後、直ちに本館、分館の状況確認を行いました。分館である教育資料館は、ルネサンス様式を基調とした木造二階建てであり、明治34年(1901年)の建築です。国の重要文化財に指定されています。何かしらの「損傷」「被害」の可能性が頭をよぎりましたが、建物も展示資料にも被害は全くありませんでした。
 実は、分館の建物は、揺れによるねじれを考えた造りになっています。例えば、内部の天井や床は、斜めの板張りにしていますが、筋交いの効果を持ち、構造躯体の強化にも役立っているといわれています。なお、天井と床の両方とも斜めにした建物は、ほかに例を見ないようです。ここだけで見ることができる貴重な資料です。
 見た目にも美しい板張りです。ぜひお越しいただいて、直にご覧ください。分館も見どころが満載です。

※ 斜めにすることで、コストは約倍になるそうです。
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