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2011/11/29

学芸員に突撃インタビュー♪ ~教育編~ 前編

Tweet ThisSend to Facebook | by y001
不定期連載企画の「学芸員に突撃インタビュー♪」をお届けします。
第2回目は・・・
教育部門担当のAS学芸員です!!

教育部門の展示は、県立博物館(山形市霞城公園内)とは別の場所にある

教育資料館(山形市緑町)という分館にあります。
ここでは山形の教育の歩みを知ることができます。
教育資料館は、建物自体も展示資料といえるかもしれません!
国指定重要文化財である旧山形師範学校本館(明治時代の建物ですよ!)がそのまま資料館なのです。
ハイカラです。
それでは!!
ハイカラな資料館のダンディなAS学芸員に早速インタビュー♪


写真:AS学芸員
ダンディなポーズのAS学芸員
(リポーター役はヤマガタダイカイギュウさんです)

よろしくお願いします。
今回は突撃インタビューの第2回目になります。

え、シリーズ化したの?
教育資料館は県立博物館の一部ですけども、博物館から離れているので、皆さんにもっともっと紹介したいのです。
資料館にはこんな学芸員がいますよってことも。


(1)教育資料館について

先生は資料館勤務は何年目ですか?

10年になりました。

資料館の担当になったときはどう思いました?

最初は訳が分からず来たんですけど(笑)、やっぱり重要文化財を預かってるんだっていうのを感じてきたし、
10年目になってやっと落ち着いてきた。学芸員は10年やって半人前って言うし。


去年開催した教育資料館開館30周年記念展「三島通庸と洋風学舎」の準備は大変だったと思いますが、いかがでした?

前の年から少しずつ調査や展示の準備をしたわけだけど、前にも一度特別展を担当したし、企画展も担当しているから、その経験があったからね。

そういえば、博物館が会場であることを知らずに資料館に行ってしまった方もいたそうですね。

理想からいえば、教育資料館の企画展は教育資料館でやりたいけど、資料館のスペース的にできないからね。

先生個人として、資料館の魅力とは?資料館の建物で好きな部分はありますか?

全体のバランスもいいんだけど、昔のガラスかな。気泡が入ってたり、ゆがんで見えたりとかね。
あとは、天井と床の板が両方とも斜めに張られているってとこかな。
そんな作りの洋館は日本でも資料館だけらしいしね。
あと、たまねぎ型の擬宝珠(ぎぼし)のような柱かな。


写真:たまねぎ型
たまねぎ型だ・・・
資料館のどこにあるか探してみてくださいね。

確かに特徴的でかっこいいですよね。
たまに建築を研究している方が見にいらっしゃいますよね。

そうそう。
ただ、教育資料館の設計者は分からないんだよね。ちょっと謎なんですよ。
山形には教育資料館の他にもわりと古い建物が残っているね。空襲がなかったからという事もあるけどもね。


教育資料館では、各時代の教科書などの展示資料はさわることもできますが、管理は大変ではないですか?

こんなに大切なものをさわっていいんですか?やぶれたり、なくなったりしないんですか?
って逆にお客さんから心配されることがあったりね。
でもこれまでは大きい事故もなかったし、この展示方法が好評だしね。
それが資料館の展示のいいところかな。


写真:昔に使われていた教科書
文久年間ということは…約150年も昔に使われていた教科書だ!

江戸時代の教科書って手触りがふわっとしていていいですよね。
和本は今の本と手触りが違うからね。知識だけじゃなく体験してもらいたいですよね。
教科書のコレクションでは日本有数じゃないかな。


社会科見学などで資料館に来館される学校も多くなってきましたね。
資料館はあまりスペースがないですけど、どうやって説明するんですか?

80名くらいなら、部屋に全員入れて一人で説明します。この間はぎゅうぎゅうだった…。

最近中学・高校の理科の先生方が博物館で自然科学分野の研修をしたりしましたけれど、
教育資料館にも研修をしに来てもらいたいですよね。

教育の歴史ってどんなものだったのかわかるしね。
教育環境は今の方が技術的には断然進んでるんだけどね。
昔は寺子屋でただの板の上に1~2時間も座って勉強なんて・・・
今はできないからね、寒いし(笑)


さてさて、盛り上がってきましたがここらで一区切り!
つづきは・・・後編にて!!


写真:ヤマガタダイカイギュウさん
初めて資料館に来たため、
なんだか楽しそうなヤマガタダイカイギュウさん…

12:00 | 担当者 K.A