館長室より

館長室より >> 記事詳細

2016/03/20

弥生

Tweet ThisSend to Facebook | by y001
霞城公園内の紅梅も見ごろとなり、休日ともなると多くの見物客を見かけるようになりました。
梅林の近くを通ると、梅の香が漂ってきます。

 
さて、平成27年度も残すところ後10日余り。1年を振り返っておきたいと思います。
今年度は、これまで「凧」、「土偶」、「蝶と蛾」、「昭和の暮らしを彩るさまざまな文物」を対象とした展示会を行いました。
そして、ご覧いただいた方々のアンケートからさまざまなことを学び、改善に活かそうと努めてまいりましたが、残念ながら全てに対応することはできませんでした。
わかりやすくするために、展示の説明文にルビを付けたり、3Dプリンタによる複製に触れる展示コーナーを導入したり、また、一部のパネルを更新する際に写真を増やしたりしてきました。
親しみを感じていただくために、今年度から東北芸術工科大学に加え、山形大学の学生に資料整理や展示のボランティア支援をいただいています。
若い感性による本館資料の活用につながれば幸いと思っています。
また、国宝展示室の国宝指定書の額を県産木材のものに変更しました。
杉の香りと額縁のデザインに心癒される方も多いのではと期待しています。



また、県立博物館に寄贈・寄託いただいた資料の背景にある「思い」(山形を愛する心)を大切にしなければならないと考えさせられる機会もありました。
おかげさまで、博物館利用者数も昨年度並みで推移しており、3月8日に5万人セレモニーを行いました。
山形市の木の実北保育園の子どもたちに認定証と記念品をお渡ししました。
一方で、2月20日付山形新聞「美術館・博物館訪問もゼロ」という記事で、20歳以上の県民1773人のアンケート結果「0回」48.5%が報じられています。
本館としても利用者拡大のための取組みを一層工夫していかねばならないと改めて思いました。



文化財の概念も広くなっていますが、博物館は「モノ」を展示してお客さまを迎えるところです。
現存の収蔵資料の整理、調査を進め、県民の皆さまに興味関心を持っていただける企画展示を行なっていきたいと考えています。   
今後も、皆さまのご意見を活かし、「おもしろく、ためになる博物館」をめざしていきますので、ご支援よろしくお願いします。
 
現在、「化石展‐太古の不思議な生き物たち‐」開催中です。
ヤマガタダイカイギュウの化石の実物や3Dデータ化されたものをパソコンで公開しています。
実際に手で触れていただくこともできる展示もあります。
皆さま、この機会にぜひご覧ください。

また、3月23日から4月17日まで東京国立博物館に『縄文の女神』が出張中ですので、首都圏の皆さまにも、ぜひ美しい造形美を存分に鑑賞いただければ幸いです。
詳しくはこちらをご覧ください!→


10:00