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2016/12/01

自然史セミナー第2回

Tweet ThisSend to Facebook | by y0000
 11月26日には、自然史セミナー第2回としてフロラ山形幹事の
志鎌節郎先生を講師にお迎えして「中央蔵王の植物」と題して
ご講演をしていただきました。

今回の話では、中央蔵王が蔵王連峰の中で最も新しい火山であることから、
火山荒原というものを形作り植物的な高山帯を形成しているというお話がありました。

 蔵王馬の背を歩いていると良く見られる縞模様のことを構造土といいます。


冬に強風にさらされ雪も飛ばされ地表があらわになり、写真に見られるような、
大きな石が一定方向に集まる周氷河作用を起こすためと考えられています。
これは、厳寒期あらわになった地表が凍結と融解を繰り返すとき、
巨大な霜柱が出来ては解け、出来ては解けを、繰り返します。
その時に大きな石は少しずつ一定方向に向かって移動し、
小さな砂礫だけが残るようになります。この動きを周氷河作用といいます。

このように常に土壌が動く不安定な場所には、樹木は育たず、
パイオニア植物と言われる、コマクサ、コメススキ、メイゲツソウ、
オノエイタドリ、イワオトギリ、シラネニンジン等が入り込みます。
その後矮性低木のガンコウラン、コケモモ、ミネズオウなどが入り込み、
クッショク群落を作り、ハイマツが見られるようになるそうです。

蔵王の特徴や植物群について、詳しいお話があり、
大変興味深い講座となりました。

11:36 | 担当者 S.Y