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2011/09/14

学芸員に突撃インタビュー♪ ~動物編~ その1

Tweet ThisSend to Facebook | by y001

山形県立博物館には動物・植物・地学・考古・歴史・民俗・教育・文献という

8つの部門ごとに担当の職員(学芸員)がいます。

学芸員とは、資料の収集や保管・研究、展示活動などを行う専門的職員です。

今回は私たち山形県立博物館の学芸員について、

その素顔を、ほんの少しだけですがご紹介しちゃおうと思います!

ちなみに不定期連載です(笑)

第1回目は動物部門担当のYoH学芸員です!

博物館では動物すべてというとても広い分野を担当していますが、

もともとの専門は

クモ!蜘蛛!spider!なのです。

ちなみに、クモは昆虫ではないのは皆さんご存知のことだと思います。

大きな違いを挙げてみると、昆虫の体は頭部・胸部・腹部の 3つに分かれ、脚は6本です。

それに対し、クモの体は頭胸部と腹部の2つに分かれ、脚は8本です。触角もないんですよ。

それでは!

さっそくインタビュー♪

写真:インタビュー開始!
インタビュー開始!
(リポーター役は
ヤマガタダイカイギュウさんです)
「何を話すの・・・?」と不安げなYoH学芸員


(1)特別展「昆虫―魅惑のいきものたち―」について

注:山形県立博物館では、一年間のうち最も規模の大きい展示会を特別展、
他の展示会を企画展と呼んでいます。

特別展「昆虫―魅惑のいきものたち―」を担当していますが、
ひとりで特別展を担当したのは初めてですか?

一人だけの担当は初めて。企画展は何度か担当したし、
2006年の特別展「新種発見物語」は中心のひとりとして担当したんだけども。

今回の昆虫展では、動物の資料整理作業をしている職員2人に
はやくから手伝ってもらえてとても助かった。

 

展示会が近づくと、博物館職員全員で手伝いますけども、
そのふたりは通常の資料整理の仕事もしながら展示用の標本を作成したりしていたのですよね?

自分で準備は以前からしていたけど、
そのふたりには2か月くらい前から専属で準備をしてもらっていましたね。

企画については2年くらいほど前から考えていたのですよね?

そうですね。ただ、実際に展示スペースに標本を置いてみないと分からない部分もあるからね…。

考えていた通りにできましたか?

もっといっぱい標本を置きたかった。今の状態でもかなり詰め込んでいるけど、
展示室の広さが今の1.5倍くらいあれば、余裕もでるし、もっと置けたんだけどなぁ。

ぎっしり標本をならべている分、迫力がありますよね。

展示ケースとかパーテションとか工夫したらもう少し…。

「きらわれるムシ」とか「水とともにいきるムシ」のコーナーは、もうすこし場所が広ければ、
もっと区別をつけながらの展示方法があったのになぁ。

展示会が始まってからだいぶ経ちますけど、展示方法についてずっと考えつづけていたんですね。

最善を尽くして、いまが一番の状態なのだと思います。

今回の展示会をしてみて、よかったことって何ですか?

大勢の子どもがきたのがよかった。

小学生が特に楽しめる展示会はいままであまりなかったのでね。

今回も小学生向けというわけではないですけど、小学生を呼ぶという目的があったので、すごくよかった。

夏休み中は子どもの歓声が途切れることがなくてよかったですね。

(2)個人の研究分野について

先生は博物館では動物という広い分野の担当ですけれども、
ご自身の専門としてはクモを研究していますよね。そもそもなぜクモなのですか?

父親にクモについてやったらどうかと言われて、小学校3年生の自由研究でやったのがきっかけで、
そこからずっと研究している。ずっと自由研究をやってる感じかもしれない。


写真:クモの専門書や標本
研究室の棚にはクモの専門書や標本が並んでいます

小学3年生のときはどんな研究だったのですか?

クモを捕まえて、アルコールに入れて標本にして、名前を調べたり、体の仕組みを調べたり。

これまで、他の生き物に目移りは?

ない。

具体的にはクモのどんなことについて研究してるんですか?

クモの分類。クモそのものを調べている。名前をつけたりももちろん。


名前をつけるってことは…

新種を発表するってことですか!?

その2につづく…


12:00 | 担当者 K.A