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2015/06/03

皐月2

Tweet ThisSend to Facebook | by y001
 水無月に入りましたが、皐月に実施した行事についてご紹介します。

5月30日 プライム企画展「『縄文の女神』と『遮光式土偶』-縄文の美と宝-」開展式
 
 開展式は、山形北高等学校音楽科生徒による「最上川」の独唱に始まり、
県議会や県、市町村など関係機関はもとより、「山形日和。」キャンペーンにも因み、
JR山形駅やおかみの会など観光協会関係者など、多数の来賓をお迎えし挙行することができました。
 
 国宝「縄文の女神」に代表される縄文時代中期(約4500年前)の土偶から、
「遮光器土偶」に代表される縄文時代晩期(約3000年前)の土偶について、
東北各県から約30点(土器や石器を含めると約400点)を集め展示しています。
 
 土偶が作られた時代や地域ごとに異なるデザインの美しさ、その移り変わりを紹介し、
山形と東北に花開いた縄文の文化について多くの県民の皆様にご覧いただきたいと思っています。
 展示解説会では、一つひとつの土偶について詳しく見どころを解説しております。
このようにすばらしい土偶が一堂に会する機会はなかなかありません。
 ぜひ、県立博物館においでくださいますようご案内申し上げます。


5月31日 「縄文の女神」光のオブジェクト贈呈式
 
 村山産業高等学校電子情報科3年の斉藤黎君、工藤遼平君、細矢晃樹君から、
国宝「縄文の女神」の3次元計測データを基に47のパーツに分解し、
構内のレーザー加工機で裁断し組み合わせた「縄文の女神」光のオブジェを寄贈していただきました。

 高さは本物の「縄文の女神」と同様、45cmです。
鏡面状のアクリル板材を組み合わせて、近未来的な姿をみせています。
付属のケースの上下から、フルカラーに点滅する県産有機ELに照らされて、
幻想的な雰囲気を醸し出しています。
 夏休み中のナイトミュージアムのときを想像すると、さぞ感動していただけるものと今から楽しみです。
それにしても、4500年前のデザインの持つ普遍性に改めて驚嘆するばかりです。


 制作にあたっては、「ものづくり」をキーワードに産業界と教育界をつなぐ「やまがたメーカーズネットワーク」が企画し、地元企業からフルカラー有機ELパネルなどを提供していただきました。
 この場をお借りして関係者の皆様に感謝申し上げます。
 
 さて、村山産業高等学校の前身の一つ、旧東根工業高等学校からは2001年に県立博物館玄関前の「ヤマガタダイカイギュウ」の実物大模型を制作していただきました。
 今回のオブジェのタイトルに「悠久の輝き」がそえられていますが、この言葉は校歌の一節でもあり、
2つの高等学校が統合し、悠久(とわ)に輝くようにという願いが込められているとお聞きしました。
国宝「縄文の女神」にも悠久の輝きをそえていただくことになり、本当にありがたく思っています。
 
 しばらくの間、玄関先で皆様をお迎えしていますので、ぜひ、会いにきてください。

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