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2013/01/26

貴重な文化財を火災から守るために

Tweet ThisSend to Facebook | by y001

毎年126日は「文化財防火デー」です。

昭和24年1月26日、現存する世界最古の木造建造物である法隆寺(奈良県)金堂が炎上し、壁画が焼損してしまいました。これを一つのきっかけとして翌年に文化財保護法が制定され、昭和30年に文化財を火災などの被害から守ろうと、1月26日が「文化財防火デー」となりました。

126日は法隆寺金堂が炎上した日であり、1月と2月が1年の中で最も火災が発生しやすい時期ということから、この日が選ばれたそうです。(詳しくは文化庁HPへ!)

国指定の重要文化財である旧山形師範学校本館(山形県教育資料館)も毎年消防訓練を行っており、今年度は先日の24日に実施しました。

訓練には教育資料館と博物館本館の職員が参加し、山形市消防署の方の立会い・指導のもと、2階北側の展示室から出火した想定で、初期消火や消防署への通報、来館者の避難誘導などを行いました。


   素早く火災発生元へ!初期消火を試みます!


続いて、屋外消火栓や消火器を実際に使った訓練も行いました。



屋外消火栓を使っての放水作業。山形県立博物館自衛消防隊、出動!



消防の方の説明を聞いていざ消火!(^_^;)


消火器の使い方は「ピン・ポン・パン」(①「ピン」:‘ピン’(栓)を抜く②「ポン」:ホースを‘ポン’と抜く③「パン」:レバーを握って火元に‘パン!’と噴射)…と覚えると良いそうです。

なるほど!これならパニックにならず落ち着いて消火作業ができますね。

訓練の最後には消防署の方から「大変迅速かつ適格な対応」との講評をいただきました。

その後、山形市消防本部消防署の方が教育資料館内をまわり、消火設備の状況や配置場所を点検し、問題がないことを確認しました。



消防署の皆さん、ありがとうございました。

 

今回の訓練を体験してみて、訓練と分かっていても気が焦ってしまい、これが実際の火災だったらもっと慌ててしまうだろうな、と感じました。

万が一の場合には、何よりまず落ち着いて冷静に判断し行動することが大切だと痛感し、改めて文化財とお客様を守る気持ちが引き締まりました。

日常生活の中でも、火の元には十分注意されることはもちろん、いざというときの対処法を日頃から確認しておくことが大事ですね。

 


16:21 | 担当者 M子