館長室より

館長室より
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2017/12/13new

落書き大好き!江戸時代の子供たち

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 館長室に貼ってある月別カレンダーも残り一枚となりました。
館長室からは霞城公園の木々がよく見えますが、
先日の雪ですっかり冬の景色となりました。
 

 山形県立博物館には霞城公園内にある本館のほかに、
山形県師範学校として明治34年に建てられた教育資料館が
県立博物館分館としてあります。
 外観はルネッサンス様式を基調としており、
重要文化財にも指定されている重厚な姿は、
私たちを明治時代にタイムスリップさせてくれます。
 

 教育資料館の中には、江戸時代から現代までの様々な本県の
教育に関する資料が展示されていますが、私が大好きなのは、
江戸時代の寺子屋の板戸に書いてあった子供たちの落書きです。
 今も昔も子供たちはいたずらが大好き。
板戸には「文久二年」(1862年)の文字が書いてあります。
楽しい落書きを見ると、150年前、たくましく生きていた子供たちが
確かにいたことを実感します。

 
 寺子屋のジオラマの後ろの板戸に落書きが・・・・・

 
 アンパンマン

 
 イケメン


10:05
2017/10/04

プライム企画展開展しました

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923日より今年度のプライム企画展「GAGAKU―やまがたに息づく宮廷文化―」が始まりました。
山形に雅楽?と思われるかもしれませんが、山形県には尾花沢雅楽をはじめ各地に雅楽が伝えられています。今回の企画展は、宮中にしか公開されなかった秘伝の曲の楽譜や雅楽にかかわる雅(みやび)な衣装や楽器の展示によって、山形に育まれてきた雅楽の文化のすばらしさがわかる企画展となっています。

  雅楽というと特別な音楽と思いがちですが、今から1400年以上前の遣隋使や遣唐使の時代に中国や朝鮮半島から入ってきた音楽は、当時の日本人にとっては、今まで全く聞いたことのない最先端の洋楽だったと思います。きっと明治維新で初めてクラシックを聴いた日本人が、素晴らしい音色だと感動したのと同じ感覚だったのでしょう。開展式では、雅楽の演奏がありました。雅楽の実際の音色を生で聞くのは初めてでしたが、天上を思わせる優雅な音色と迫力ある音量に魅了されました。当時の人たちはオーケストラのコンサートを聴くように雅楽の演奏を聴いて楽しんでいたのでしょう。今も昔も人間は音楽が大好きなのです。






京都で聞いた雅楽の音色に魅了され、山形にも雅楽を伝えたいという熱い思いで京都の楽家に教えを乞うた人。雅楽にほれ込み藩をあげて雅楽を愛好した藩主と家臣。雅楽を愛した人たちが育んだ足跡をこの企画展でご覧いただければ幸いです。


12:32
2017/08/25

「土偶ばらばらの謎」

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 当館には、国宝の土偶「縄文の女神」が展示してあります。平成4年に舟形町「西ノ前遺跡」で発掘された時には、6mの範囲に頭、胸、腰、両足の5つにわかれて発見されましたが、幸い欠けている部分がなく、美しい完全な姿でよみがえりました。
西ノ前遺跡からは、その他にも多くの土偶の破片が発見され、それらは「国宝附(つけたり)」として、「縄文の女神」とともに本館に展示してあります。


 ところが、それらの破片は、どう組み合わせてみても、完全な形としてつながったものはありませんでした。土偶は作られた後、縄文人がわざと壊してばらばらにして、広範囲に埋めたという説があります。ですから、展示してある「縄文の女神」は破壊を逃れた奇跡の土偶でもあります。
 なぜ一生懸命に心をこめて作り上げた土偶を縄文人たちはばらばらにしたのか。その答えを示唆してくれる講演を聞くことができました。8月5日、「縄文の女神」の故郷舟形町に、「西ノ前遺跡公園女神の郷」が開園されました。これを記念して、民俗学者の赤坂憲雄先生の講演がありました。その中で、「古事記」に次のような物語があるというお話をされました。
 オオゲツヒメという神様がスサノオノミコトに、体のあちこちの穴から食べ物を出してご馳走していたが、スサノオノミコトにその場面を見られてしまい、こんな穢れたものを食べさせていたのかと、殺されてばらばらにされてしまった。ところが、ばらばらになったオオゲツヒメの体から、麦などの人間にとってありがたい穀物が生えてきた。というお話です。南洋の国々にもそれと似たような言い伝えが多く残っているのだそうです。
 ですから、縄文人たちは、土偶をバラバラにして、広くばらまくことによって、五穀豊穣を願った可能性があるというお話をうかがいました。
 先生のお話を聞いて、日本全国の多くの土偶が接合不可能の状態で見つかるということは、日本全国にこの意識が共有されていたということですし、その意識が何千年もの間受け継がれて、古事記の記述になったのかもしれないと思いました。
 ばらばらになった土偶の意味と、逆にそうならなかった「縄文の女神」の特別な意味に思いを馳せた講演会でした。

15:08
2017/06/23

平成29年度来館者が1万人を超えました

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6月23日に今年度の入館者数が1万人を超え、1万人達成の記念イベントを行いました絵文字:キラキラ

記念すべき1万人目は舟形町立舟形小学校4年生の皆さんです。

【イベント写真】
とても明るく、元気にあいさつをしてくれました。
本館にある国宝の土偶「縄文の女神」は、舟形町の「西ノ前遺跡」で発掘されました。
  
【発掘された当時の女神(左), 縄文の女神(現在)】

「縄文の女神」の故郷の小学生の皆さんが1万人目の来館者ということで、
「縄文の女神」も大喜びの記念イベントとなりました絵文字:キラキラ

舟形町立舟形小学校4年生の皆さんと一緒に】
08:30
2017/05/31

狩衣を着てみました

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  企画展「女子教育のあゆみ」が5月21日で終了しました。ありがとうございました。
次回6月10日からは特別展「森の妖精―不思議な生き物、粘菌ー」が始まります。
準備もいよいよ大詰めです。
お楽しみに!

 9月23日から始まる山形の雅楽を紹介する、本館プライム企画展「GAGAKU―やまがたに息づく宮廷文化―」の打合せが先日あり、狩衣(かりぎぬ)を試着させていただきました。狩衣は、昔の貴族が狩や蹴鞠(けまり)をするときに着る動きやすい服で、今は神主さんが着用します。洋服を着るのとは違って、前を折ったり、一部をベルトに入れたり、ひもで縛ったりと少しコツが必要です。

 
 形を整えたら出来上がり。10分ほどで着ることができました。邪念がなくなり、すがすがしい気持ちになりました。色もとっても素敵です。
  
 
 プライム企画展では、狩衣や稚児装束を着て平安貴族を体験するコーナーも準備しています。皆さん、博物館で展示を見て、雅楽を聞いて、衣装を着て「GAGAKU」を丸ごと体感してみませんか。
 
 


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