飯豊町上屋地B遺跡から発掘された約4万年前の人類が残した石器や、国宝に指定されている日本最大の土偶「縄文の女神」などを展示しています。
奈良時代のはじめ、712(和銅5)年に出羽国が誕生した後は、開拓が進められました。 開拓に使われた道具や古代農民の足跡などを展示しています。
平安時代末から戦国時代にかけて、武士は守りを固めた館に住んで地域を経営し、地域の人々の生活に重要な役割をはたしました。
武士の生活を表わす資料や、領内の神社や寺院へ奉納した大きな懸仏や絵馬などを展示しています。
山形では米をはじめ、染料や口紅の原料として全国的に有名であった紅花、織物素材となる青苧(あおそ)や絹糸、ロウをとる漆などの商品作物が生産されました。最上紅花は高級品として上方や江戸では高値で取引されました。青苧は奈良や北陸に送られ織物になりました。
村で使われていた道具や、紅花に関する資料などを展示しています。
山形県の稲作は、農民のたゆまぬ数々の努力によって、今日に至っています。そして、豊かな稔りを求めながら労働に励むなかで、庭田植えのような予祝行事や田の神まつりなどの民俗行事、田植え踊りなどの民俗芸能が生み出されました。 農家のいろりばたのジオラマや県の有形民俗文化財のニセミノ(主にイネを背負うための背中あて)などを展示しています。