石沢慈鳥と鳥類


企画展「石沢慈鳥と鳥類」開催のご案内

 石沢慈鳥(本名石澤健夫)は、1899年東村山郡長崎町(現中山町)に生まれました。小さな時から身のまわりの鳥や昆虫に人一倍興味持った少年でした。東京農業大学を卒業後、林野庁の鳥獣調査室に勤務し、本格的に日本の野鳥の研究を行うこととなりました。身のまわりの鳥の研究から日本アルプスにすむライチョウの生態や行動、富士山麓における鳥類の生態調査など多くの研究業績をあげていきました。
 さらに、鳥の卵、巣まで研究の幅を広げ、1940年には小林桂助と共著で英文の「原色日本産鳥卵図説」を完成させ、国内外の鳥類の研究者から高い評価をうけました。また、1950年から1951年にかけて刊行された「原色野鳥ガイド上・下」は、カラーで
出版された図鑑の中では比較的安価で、多くの鳥類愛好家に愛用されました。こども向けの本としては「鳥の観察」と「鳥の生活」があります。
 1966年と1968年に、石沢慈鳥の収集した鳥類の剥製、卵、巣、写真、蔵書の約7,000点を山形県で受け入れることになりました。1971年、山形県立博物館開館と同時に本館へ移され、現在も大切に保管されています。1920年ころから1960年ころにかけての標本で、現在では採集することのできない貴重なものが多数含まれています。
 この展示では、石沢慈鳥の研究成果を再認識することを目的とし企画しました。剥製はもとより、あまり見ることのできない卵や巣も展示します。さらに、本館で受け入れたその他の標本を加え、多くの鳥類の展示を計画しました。石沢慈鳥の研究にかけた情熱にふれていただきながら、鳥そのものの多様性を実感していただければ幸いです。


期間: 平成25年3月2日(土)~5月12日(日)
展示解説会: 平成25年3月3日(日),3月24日(日),4月27日(土) 午後1時30分より


〇「石沢慈鳥と鳥類」ポスター
(PDFファイル676KBを開きます)
石沢慈鳥と鳥類



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