令和3年度プライム企画展

 令和3年度 プライム企画展「紅と藍 ―くらしを彩る― 」
 Prime Special Exhibition  
 Color Your Life
 - Golden Red From Safflower Plant and Japan Blue From Indigo Plant                   

  山形県の県花「紅花」は、日本遺産、日本農業遺産の相次ぐ認定が示すとおり、
 山形が誇る伝統文化であり、かつて山形を支えた伝統産業です。
  日本古来の伝統色「紅色」「藍色」は、特に江戸時代中期以降、富裕層のみが手に
 することができた「紅色」に対し、庶民の日常まで普及していたのが「藍色」です。
 ともに山形で生産されながら、「紅花」は豪商の手を経て上方や江戸で加工された
 後に全国規模で流通し、山辺を主な産地とする「葉藍」は地元で人々のくらしを
 支えていました。
  本展示会は、山形の伝統的染色文化を歴史的・民俗的視点で紹介するほか、
 伝統色の不思議にも科学的視点で迫り、今も昔も変わらず私たちの
 「くらしを彩る」文化に注目します。
      
 1 会  期  
  令和3年9月25日(土)~12月12日(日) ※毎週月曜は休館日

 ◎本展示会で紹介する資料は染色資料が多いため、展示期間を
  3期に分けて開催します。
  また、照明についても資料の劣化防止のため、通常よりも抑えておりますので、
  ご了承ください。
  展示替えの都合により、10月19日(火)・11月16日(火)は休展になります。
 (常設展示は見学可能。)

 【Ⅰ期】9月25日(土)~10月17日(日)開展20日 ※10月19日(火)休展
 【Ⅱ期】10月20日(水)~11月14日(日)開展23日 ※11月16日(火)休展
 【Ⅲ期】11月17日(水)~12月12日(日)開展23日

 2 会  場
  山形県立博物館 第3展示室
  ※その他、正面玄関・第3展示室入口前には、「紅と藍」をモチーフにした
   ディスプレイを設置します。
   協力:山形県立天童高等学校総合文化部(華道)のみなさん
      山形県立村山産業高等学校農業環境科のみなさん

 3 展示構成および主な展示資料

 ◎Ⅰ期~Ⅲ期(全期間共通展示):紅花栽培の歴史や藍の生産について紹介
  【おもな展示資料】 
   ・安楽寺(河北町)蔵「本願寺教如顕如請取状」
   ・河北町教育委員会蔵「諸国産物見立相撲」
   ・山形大学附属博物館蔵「最上名所名産名物番附」 ・個人蔵「紅花絵巻」
   ・広重美術館蔵(紅染めや藍染めに関する浮世絵版画14点を入替え展示) 
   ・岩沼市愛宕神社蔵「藍づくりの額」 ・個人蔵「紺屋免許鑑札」
    その他、山辺町ふるさと資料館・中山町立歴史民俗資料館)
   ・当館で所蔵している藍染め資料を展示替えしながら紹介。

 ◎Ⅰ期「絵画でたどる生産から流通」:9月25日(土)~10月17日(日)
  二つの「紅花屏風」(山形美術館蔵、山寺芭蕉記念館蔵)は15年ぶりの
  同時展示です。  
  「紅花絵巻」(個人蔵)や「藍づくりの額」(岩沼市愛宕神社蔵)もあわせて
  二大染料の生産から流通について紹介するとともに、絵画に描かれている道具や
  関連資料も展示します。
  【おもな展示資料(期間限定展示資料を中心に)】
   ・山形美術館蔵「紙本著色紅花図 横山華山 六曲屏風」
   ・山寺芭蕉記念館蔵「紙本著色紅花屏風 青山永耕筆 六曲屏風」
   ・個人蔵「四季農耕図」(右隻) など

 ◎Ⅱ期「くらしを彩る染色の昔と今」:10月20日(水)~11月14日(日)
  山形に伝わる紅染め・藍染め資料を数多く展示します。
  (褪色防止のため短期間で入れ替えますので、ご了承ください。)
  また、紅染め資料の非破壊方法による色素分析研究についても紹介します。
  【おもな展示資料(期間限定展示資料を中心に)】
  ・上杉神社蔵「毛氈鞍覆」(10月20日(水)~10月31日(日))
  ・個人蔵「紅染帛紗(高砂)」・個人蔵「紅染夜着」
                 (11月2日(火)~11月14日(日))
  ・河北町紅花資料館蔵「紅染木綿裂」等
   その他、個人や当館で所蔵している紅染め・藍染めの着物を
   入れ替えながら紹介。

 ◎Ⅲ期「山形から全国へ、商人たちの活躍」:11月17日(水)~12月12日(日)
  紅花商人の活躍がうかがえる資料や地元に残された日常づかいの藍染め資料を
  展示します。「永寿講伊勢太々神楽奉納扁額」(神宮徴古館蔵)は
  全国初公開になります。
  【おもな展示資料(期間限定展示資料を中心に)】
  ・神宮徴古館蔵「永寿講伊勢太々神楽講奉納扁額」 
  ・個人蔵「永寿講伊勢太々神楽講奉納扁額 拓本」 
  ・個人蔵「御石燈籠仕様帳」「紅花仕切帳」「紅花荷物預り手形」「銭箱」
   「会社紙幣」等

 4 関連行事  
  ※新型コロナ感染症対策のため、すべての行事について人数制限があります。
   参加を希望される方については、事前申込の上、定員を超える場合は
   先着または抽選になりますので、ご了承ください。また、状況によっては
   中止となる場合もございますので、ホームページ等でのご確認をお願いします。
  ※各行事の定員や申込期日については、下記よりご確認ください。
   また、展示会関連行事への参加については、基本的に入館料が必要ですので、
   ご了承ください。

   ①9月26日(日) 13:30~15:00
    講師:土生和彦氏(宮城県美術館学芸員)
    演題:紅花生産のドキュメンタリー:京の人々が眺めた『紅花屏風』
   ②10月3日(日) 13:30~15:00
    講師:菊地和博氏(東北文教大学人間科学部特任教授)
    演題:紅花絵巻にみる庶民の生活風景
   ③10月31日(日) 10:30~12:00 ※「東北文化の日」協賛無料開館日
    講師:土屋明日香氏(広重美術館学芸員)
    演題:浮世絵の青―ヒロシゲブルー―
   ④10月31日(日) 13:30~15:00 ※「東北文化の日」協賛無料開館日
    講師:米村祥央氏(文化庁文化資源活用課古墳壁画対策部門調査官)
    演題:山形に残る染織品に使用された紅―分析結果から考える特徴―
   ⑤11月27日(土) 13:30~15:00
    講師:山岸幸一氏(赤崩草木染研究所 草木染織家)
    演題:最上紅花と藍草(蒅(すくも)藍)の魅力
        ―今なぜ手仕事なのか?天然の染料なのか?―

 (2)記念講座 ※連続3回 
            絵文字:矢印 右事前申し込みはこちら(クリックで移動)
   ①11月7日(日)・②11月14日(日)・③11月21日(日)
    各回とも10:00~12:00
    講 師:岩田浩太郎氏(山形大学人文社会科学部教授) 
    テーマ:山形と紅花の歴史

 (3)記念イベント  絵文字:矢印 右事前申し込みはこちら(クリックで移動)
   ※9月25日(土)9:30~開展式(関係者のみ)
   ①9月25日(土) 11:00~12:00
    内容:紅と藍のミュージアム・コンサート(林家舞楽の披露とお話)
    講師:谷地の舞楽保存会
                         チラシはこちら
絵文字:矢印 右第1回 記念イベント.pdf(PDF:594KB)
   ②10月9日(土)  9:30~16:00
    内容:紅と藍のワークショップ① ★入館料の他、材料費が必要です
      (紅染め及び藍染の布を使ったつまみ細工)
    講師:紅ミュージアム
   ③10月30日(土)9:30~16:00 ※「東北文化の日」協賛無料開館
    内容:紅と藍のワークショップ②
      (紅花や藍草を使ったハーバリウムつくり等)
    講師:山形県立村山産業高等学校農業環境科のみなさん
   ④10月31日(日)9:30~16:00 ※「東北文化の日」協賛無料開館
    内容:紅と藍のふしぎ(染色技法や布の劣化観察、キーホルダー作り等)
    講師:東北芸術工科大学文化財保存修復学科のみなさん
   ⑤11月13日(土)13:30~15:00
    内容:元禄紅染め衣裳の特別鑑賞会
      (照明を落とし和ろうそくの灯りで鑑賞とお話)
    講師:武田美和氏(山辺町ふるさと資料館)
   ⑥12月4日(土) 9:30~15:30 ★入館料の他、材料費が必要です
    内容:紅と藍の革細工(紅と藍のキーホルダー、紅と藍のブレスレット)
    講師:塚野和人氏(kiwami leather代表 革細工職人)

 (4)展示解説会 解説:本展示会担当学芸員
      
絵文字:矢印 右事前申し込みはこちら(クリックで移動)

   ①9月25日(土) ②10月24日(日) 
   ③11月20日(土) ④12月5日(日) 各回とも13:30~14:00

  

お問い合わせ
山形県立博物館 学芸課
 〒 990-0826 山形市霞城町1-8(霞城公園内)
  電話 023-645-1111 / FAX 023-645-1112